December 2011アーカイブ

スパテイフィラムの育て方

Spathiphyllum (1).jpg

 

スパテイフィラム(Spathiphyllum)は、
花が咲く観葉植物の代表選手と言っていいほど、なじみが深い植物です。

大きな白い仏炎苞のサイズや形に違いが見られ、
種類はとっても多く出回っています。

矮性種も沢山あるので手に入れる時は、
名前より花の開いた様子をよく観察してから決めるとよいでしょう。


■スパテイフィラムの楽しみ方

ポピュラーな「マウナロア」は中~大鉢に、
矮性種の「ミニメリー」は小鉢やミニ観葉に仕立てられます。

白い苞が人目を惹くのでテラリウムの素材や、
コンテナガーデンとして頻繁に使われます。
 

Lily of valley.jpg

■ドイツスズランの育て方 栽培方法

・置き場所
春から秋は、日当たりのよく、
かつ涼しい場所がよいです。
花が咲き終わってからは、
木陰や半日陰で管理をしましょう。

・水やり
ドイツスズランは、土がしっかり乾いたら、
水をあたえます。
真夏は、夕方にも水をあたえるのがよいでしょう。

・肥料
植え付け時に、緩効性の化成肥料をほどこします。
生育期にも、月に1回液肥を追肥し、
秋には、固形の有機質肥料を、
置き肥するとよいでしょう。
真夏には、肥料をあたえなくてもよいです。

・手入れ
とくにありません。

・植え付け・植え替え
植え付けは、9月半ば~10月半ばに行うとよいです。
深めの4~5号サイズの鉢に、3~4芽植えます。
根茎を3~5㎝ほどの深さに、植え付けるのが目安です。

水はけがよくて、水もちもよい用土が適しています。
用土の配合の一例として、赤玉土、川砂、鹿沼土を、
6:3:1の比率にしたものや、
赤玉土、軽石砂、腐葉土を、
4:4:4の比率のものなどを用います。

ドイツスズランは、2年ごとの植え替えをすると、
花のつきがよくなります。

・冬越し
地上部が枯れ始めたころ、休眠に入ります。
晩秋以降は、霜や凍結から保護できるような、
軒下で過ごします。
暖房の効いた室内は、出来るだけさけ、
低温にあてる方がよいです。

・増やし方
植え替えの作業の時、株分けをして増やします。
ていねいに鉢土を落とし、花芽のついた地下茎を、
10~15㎝ほどに切り分けます。
新芽がとがっているのに対して、
花芽はやや丸みを帯びているのが特徴です。

・病害虫
とくにありません。
 

スズラン、清楚な外見ですが有毒です

Convallaria MajalisA.jpg

 

スズラン(鈴蘭,Lily of valley)は、
スズラン属の愛らしい多年草。

昔から日本に自生するスズランは、
園芸用に売られているドイツスズランより小さめです。

ドイツスズランは耐寒性が強く、
初心者でも育てやすく、花の香りも強いです。
ドイツスズラン(学名:Convallaria Majalis)は、
5~7月が開花時期となります。

葉にいろいろな模様が入る美しい園芸種も、
数多く流通してきています。
花色は白が中心でピンクや、八重咲き品種もあります。

可憐な花からは、心地良い芳香が漂い、
ヨーロッパでは、縁起の良い花として、
たいへん愛されています。

しかし、スズランは、実はたいへん*有毒な植物です。
山菜のギョウジャニンニクと外見が似ていることもあり、
誤食による中毒事件がたびたび起こっていますので、
注意が必要です。
 

*コンバラトキシン (convallatoxin) コンバラマリン (convallamarin)などの成分を含み、
嘔吐、眩暈、心臓麻痺などを起こす。

 

野菜のやさしい育て方|初心者も簡単栽培で大収穫!  

AphelandraB.jpg

アフェランドラ  ランケオラタ ランケオラタ      //ランケオラタ ランケオラタ 

■アフェランドラ育て方 栽培方法

・置き場所
アフェランドラは、できるだけ日当たりの良い場所に置くことが
葉を生育させ花突きを良くし、難しいと言われている
冬越しを簡単にしてくれます。

冬は部屋の暖かい場所に置き、室温は10度以上を保つようにします。

室温が下がる夜間は窓際を避け、部屋の中央や高い位置に移動すると
安心して育てることができます。

・水やり
生長期は鉢の土が乾いたら沢山水を与えます。
高温性の植物なので、気温が高くなる夏は
水やりで生長を促します。

逆に気温が低くなってからは、土を乾かしぎみにして生長を抑え、
少しでも寒さに耐えられるようにします。

また部屋の中では霧水をかけて、
湿度を上げることも大切です。

・仕立てなおし方
花が咲いた後に、わき芽が出ます。
伸びきって見苦しくなる前に、花茎をつけ根から切ります。

また、寒さにやられたり、水きれしたり、
順調に育っていても株が古くなってくれば、
下の葉が枯れて落ちてしまいます。

そうなった場合は、残った葉を使ってさし芽をし
新しい株を作りなおします。
大きな葉は半分に切っておきます。

水揚げをして充分に葉が元気になってからさします。
切り口に発根剤をまぶすと、根の数も増えてきます。

茎さし、天芽さしともバーミキュライトや鹿沼土などのさし床にさせば、
2週間位で根が生えてきます。

親株がまだ若い時は、枯れた部分を切り戻し、
水やりをして暖かい場所に置いてみましょう。
また新しい芽が出てきます。

根の状態を見て、夏になってから植え替えもお勧めです。

・施肥
花が良く咲くよう、緩効性化成肥料を月1回与えます。
用土にも腐葉土を混ぜておくのもお勧めです。

・病害虫
アブラムシ、カイガラムシなどが発生したら、
ハブラシ等でこそげ落とします。
乾燥している時期は、ハダニにも気をつけます。
葉の裏からも水やりをして、害虫がつかないように防ぎます。
 

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シマウマ模様のアフェランドラ ダニア 

 

アフェランドラ(Aphelandra)は、
はっきりとした葉の模様に鮮明な黄色の花(苞)が特徴的な、
スクアローザ「ダニア」が良く店頭に並んでいます。

葉の斑点が沢山入っている「シルバークラウド」は、
花をつけるのに少し難しいです。

「ユニフローラビューティー」は斑点が多く、
花も多く咲きます。


■アフェランドラの楽しみ方

アフェランドラは、花も葉もとても目立ち個性的なので、
他の種類と一緒に植えずに単独で植えることが多い観葉植物です。

コンテナでも小鉢でもかまいませんが、
葉の模様がよくわかるように、
やや上から見る位置に置くと楽しく鑑賞が出来ます。

大鉢に仕立てると、なお存在感が増します。
 

カラジウムは日光と暖かさを好みます

 

Caladium2.jpg

 

カラジウムの栽培でいちばん気遣うことは、温度の管理です。

寒さがとっても苦手なので、暖かい場所を確保してあげます。

・置き場所
日当たりの悪い場所に置いておくと、
緑の葉が出たり斑点が薄くなったりします。

枝や茎、葉がひょろひょろと伸び過ぎないよう日当たりに置き、
しっかりとした株を作ります。

気温が低くなってくると葉が垂れてきますが、
出来るだけ葉は残し、早い時間に室内に入れます。

寒すぎて葉が枯れ落ちてしまう場合は、
ビニール袋などに鉢ごと全部をくるみ、
保湿をして室内の暖かい場所に置き、休眠状態にします。

・水やり
鉢の土が乾いてきたらたっぷり水を与えますが、
気温が低くなってきたら少しずつ水やりの間隔をあけていきます。

休眠状態にしたい 時は、完全に水を切り、
翌年の春に充分暖かくなってから水やりをスタートします。

・仕立てなおし方
日当たりが悪くて枝や茎、葉がひょろひょろと伸び過ぎると、
葉が垂れてくるので、支柱を立てて誘引し、
風の強くない日当たりの良い場所で回復させます。

急に動かさないで少しずつ移動して、
日当たりに慣らしていきます。

夏から秋に葉を良く生長させると、いもが大きく育ちます。
冬は温度をキープするように注意して、
5月になったら切り分けをして増やす事ができます。

かたよらない場所で芋を二つに分け、
切り口にはペンレートの粉末を塗りつけて、腐らないようにします。

芽を上にして、球根が隠れる位に土を入れて植えます。

・施肥
生長期は葉を茂らせ、地中の芋を大きくさせることが大切です。
月1回緩効性化成肥料を与えます。

・病害虫
芋が腐ってしまう軟腐病は、切る時に使うナイフを消毒したり、
切り口に腐敗防止剤を塗って対処します。

カラジウムの葉脈のおもしろさ


Caladium.jpg

 

カラジウムは(Caladium)はピカラーを元にした、
園芸種類が15種類前後あり、「赤」「ピンク」「白」「緑」がさまざまな葉の模様を作っています。

なかでも「ホワイトバタフライ」や「キャンディダム」など
白い斑点が入る品種は涼しげな印象で、人気が高い観葉植物です。

熱帯アメリカ原産の常緑性ですが、

日本では春に植える球根として使い、
冬は休眠させます。


■カラジウムの楽しみ方

カラジウムは小~中鉢で育てることが多く、大きい鉢にする時は、
水はけをよくし、湿気を多すぎないように気を配ります。

ミニ観葉でも小さい葉を生長させるので、
テラリウムやコンテナの素材として使うことができます。

葉の模様が目立つ品種は、他の種類と一緒に植えずに、
単独で植えた方が個性が引き立ちます。

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アナナス、ちょっとした気遣いで、元気に育ってくれます。

・置き場所
アナナス類は、日陰や寒さに強い方ですが、
冬は室内の暖かい場所に置いた方が安心できます。

夏の直射日光は避けますが、それ以外は、
葉の薄い品種は葉が焼けないように明るい場所に置き、
葉が色づいたり、葉が厚い品種は、
できるだけ日当たりの良い場所に置きます。

・水やり
高温多湿の熱帯雨林を原産地としている品種が多く、
葉から水分を吸収するようにできています。

ですから、葉水を沢山与え、室内の乾燥状態を
避けるように注意が必要です。

筒状のものはそこに水をためるように水を与え、
冬は水を切ります。

根を下ろして水を吸収する品種は、
鉢の土が乾いたら水を与え、冬はもっと控えめにします。

・仕立てなおし方
花が咲くのは一度きりですが、
花が咲いた株のそばには子株ができ、
次の花を咲かせます。

鉢からはみ出すように伸びた子株を
はさみを使ってスパッと切り離します。

株の切り口に湿らせた水苔を包み込むように
ギュッと輪ゴムで止めて巻きます。

新しい鉢を用意し、水はけのよい土に子株を植え、
水やりと肥料を与えながら発根を待ちます。

子株ができない場合は、栽培条件をチェックしながら、
もう一年育ててみましょう。
鉢植えでは子株をつけるまでに時間がかかる場合があります。

根が腐ったり、根詰まりを起こした株は、
枯れてしまった部分を取り除き、
新たに水はけの良い土に植え替えます。

・施肥
水やりの代わりに薄めた液体肥料を、
月に2~3回与えます。

・病害虫
カイガラムシが発生したら、ハブラシ等でこそげ落とします。

アナナスたちの愛らしさ

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観葉食物のアナナス類(Bromeriaceae)は、
おなじみの果物パイナップルを含む仲間で、
葉はもちろんのこと花の美しさも楽しむことができ品種です。

花と言ってもその周りの葉や苞の方が鮮やかな色で、良く目立ちます。

フリーセア、グズマニア、エクメアなどは
エキゾチックな花の姿をしているので人気が高いです。

クリプ タンタスやネオレゲリアは葉に特徴があります。

エアープランツと言われているチランジアは、
珍しい姿が魅力的です。


■アナナス類の楽しみ方

アナナス類は小さな鉢や中位の鉢に一株植えるか、
コンテナに数株寄せても楽しめます。

エキゾチックな雰囲気を楽しめるので
夏のコンテナの主役にもなれます。

上から見た方が綺麗な品種は、
低い場所に置くようにして楽しみます。

チランジアは草姿が面白いので、
オブジェとしてインテリアの一部にすると
楽しい飾り付けになります。

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